6月ーⅠ  夏至(6月21日)  ベリー・ベリー

2014年6月26日

夏至の頃、野山には様々なベリーが実ります。

花市場にも、ブルーベリー、ジューンベリ、レッドカラント、ブラックベリーと実のついた枝ものが並びます。その中から真っ赤なジューンべリーとレッドカラント(房すぐり、房状でないものを英名でgooseberry)の赤い実に目が止まりました。どちらもジャムやソースにして美味しいです。

赤い実を生かしながら、夏の庭をイメージしてアレンジしました。

それぞれ、アレンジメントのどこかにフェイクのテントウムシ、カタツムリが一休みしています。

5月−Ⅱ  芒種(6月6日)                  カンパニュラをアレンジメント

2014年6月8日

”24節気の第9番目で、稲の種まきをする頃。梅の実が熟し、うぐいすが鳴かなくなり、もずが鳴き始める。”

鶯って、子育て中に縄張りを守るためにホーホケキョと鳴き、子供が巣立つと鳴かなくなるそうです。そういえば、連休前、高原で口笛でマネするとすかさず鳴き返してきましたが、5月半ば過ぎに同じことをしても、全く無視されたのは?

今回はカンパニュラを可愛く、ステキにアレンジメントするには?とシャクヤク、チドリ草、ブローディアなども使い、花の高さではなく幅を出した投げ入れをデザインしました。
最初に挿す枝(マートル 、ヒメミズキ )は水を吸えるようしっかりと矯め、花止めの代わりも担います。
”思ったより大変でした。”との声もありましたが、さわやかで、ボリュームたっぷりなアレンジメント が完成しました。


5月ーⅠ 小満(5月21日頃)〜バラでアレンジ〜

2014年5月28日

”陽気が良くなって万物が次第に天地に満ち始める”ころ。麦秋の季節ですが、都会にいるとなかなか見るチャンスがありません。

今回はオールドローズ系のバラをかわいく生けたいと思い、オアシスをタニワタリ、ドラセナなどの葉で巻いてバスケット風に細工をしてアレンジしました。スズランも入って季節感いっぱいです。                                          

4月−Ⅱ  立夏  〜風薫る頃〜 

2014年5月11日

24節気の立夏 “カエルが鳴き始め、夏の気配が感じられるようになる”とあります。汗ばむような気温、時として冷たい風といった今年の5月ですが、様々な植物の花が咲き乱れ1年で一番カラフルな季節になりました。

イキシャで端午の節句、カーネーションなどビビッドカラーで母の日をと、欲張りアレンジになりました。

4月ーⅠ  穀雨  〜ヒヤシンスを飾る〜

2014年4月19日

”春の雨が田畑を潤し、農耕の準備が整う” が穀雨の頃とあります。

日差しの割に冷たい風の毎日、乾燥した空気に農作業は大丈夫なのかと心配になりますが、花壇のチューリップは満開で、球根植物はソロソロ終わりと教えてくれました。そこで春雨後の土の匂いを思い出しながら、今年最後のヒヤシンスの香りを楽しもう思います。

庭に咲く、すくっと立ち並ぶヒヤシンスらしい姿を大切にし、ピンク、薄紫、濃い紫と横1列にアレンジします。組み合わせる花はバイモユリ、ヘデラベリーとシンプルにしましたが、扁平なアレンジメントなので、ミスカンサスの動きのあるラインで奥行き感を出したいと思います。

3月ーⅡ  立春から清明  桜の季節に

2014年4月3日

24節気では、“春分の頃から桜が咲き始め、清明の頃は万物がすがしく明るく美しく、花が咲き乱れ、お花見シーズンとなる”頃です。

桜は特別な花。日本人の遺伝子に組み込まれているのですね。桜を見た後は何となく高揚していることに気づきます。

今回は、小さくかわいらしい花びらの彼岸桜を使ったアレンジメントです。高低差をあまり付けずにお互いが目立つように、組み合わせる花は少し大きめに、色合いを考えて選びました。飾ったところは花束をそのまま置いたように見えますが、オアシスにアレンジした後ラッピングし、ちら見せの枝をスリット部分に飾って花束風に見せています。

3月ーⅠ  啓蟄  春の訪れ

2014年3月22日

土の中の虫が冬眠から目覚め、ヤナギの芽生えが始まる頃。

ということなので選んだのがネコヤナギ、ユキヤナギと柳つながりです。冷たい風の中、ネコヤナギの艶めくビロードのような感触が何ともいえません。そのネコヤナギを中心に、高さのバランスに考慮してヒヤシンス、チューリップをふんわりとアレンジしました。

ベースにも一工夫です。

取っ手が有るからと、そこを持つと大変なことにナリマスヨ! なぜなら、ラッピングペーパーをグシュグシュッとしたバスケットもどきなのです。

2月ーⅡ  雨水 ひな祭りにちなんで

2014年3月4日

空から降るものが雪から雨に代わる頃。

というのに、長野の高原に滞在中、記録はずれの大雪に見舞われました。自然のきびしさをつくづく感じ、積雪1mというなか、家からの脱出用の細道だけは掘り出したものの、あまりの積雪に車までは掘り出せず、そのまま雪の中に置き去りにして、やっと動き出した新幹線で東京に戻りました。

けれど車がなくて市場に行くことができず、花材を急遽プリザーブドフラワーに変えさせて頂いてのレッスンでした。

ひな祭りに、おひな様と一緒に飾る菱餅の〜緑・白・桃色〜これにちなんだ色合いで選んだ花材です。緑は春に萌える若葉。白はそこに降り積もった雪。ピンクはその中に咲く桃の花。といったなぞらえがあるそうです。

フェルトのリボンをバイアスに伸ばしたり、ウェーブを寄せたりしてハートや丸の形に整え、そこに優しい色合いの花を飾ってリースをつくりました。

2月−Ⅰ  立春 恵方巻き?

2014年2月14日

2月最初のレッスンには、立春前日に食べるという恵方巻きをイメージしてというか、こじつけて、スパイラル模様に花をアレンジしてみました。

のり巻きと考えるなら、アップルグリーンのミニションはご飯、ピンクのバラはデンブ、黄色のラナンキュラスが卵焼きでしょうか?のりがドラセナかタニワタリといったところです。

1月−Ⅰ  厳寒の中の陽ざし

2014年2月9日

寒い寒いと背を丸めて花壇を覗き込めば、霜で赤く紅葉したアイビーの隣で、昨シーズン植えたプリムラは息を吹き返し、みどりの葉が元気に育っています。どんなに寒くても、陽ざしを感じているのでしょう。

部屋の中にも、日だまりのようなアレンジメントを飾りたいと、寒さのなかでも元気に伸びる水仙をメインに、黄色い花だけで、それぞれをグルーピングした、アンバランスのアレンジメントです。 器も、植物を支える大地のように、重量感のある物にしました。でも本当はプラスティック製です。形もですが、軽くて持ち運びが楽なので今年のお気に入りになりそうです。