一枚の花びら

雨上がりの、練れそぼった草木や空気に、あるいは晴れ渡った陽ざしに、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　春を感じてニンマリしています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　本格的な春に向かって、寒暖を繰りかえす今を、ラフィアをねじって、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ベースの上に花止めもかねて形作り、スナップドラゴンのつぼみが、光に反応して　　　　　　　　　　　　　　　　　　先端をもたげる特徴を生かし、ラフィアの動きに添わせることで、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　春に向かううねりをいけてみたいと思います。

ケーキは”カンノーリ”　シチリアのデザートで、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　パスタ生地を筒状に焼いてフルーツやリコ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ッタチーズの入ったクリームを詰めたもの。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　マドさんはホーン状のハードワッフルにアレンジ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　したそうです。可愛くて美味しくて。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　イチゴを添えてみました。　　　　　　　　　　　　

２回目のドルチェです。マドさんイタリアにはまってしまいました？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　これはパスタをのせてオーブンで焼いたもの。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　まるで焼きモンブランみたいで美味しいかったです。

ひな祭りが近づき、お茶箱に入っていたお雛様を出して、久々に飾りました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　およそ８０年前の年代？もの。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　着物の色柄が褪めていたり、お道具の角が壊れたり、飾りが無くなっていたりしましたが、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　品のあるお雛様の顔立ちはそのままでした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

細かい細工が子供心にも感動的だったこと、触ってはだめと言われたのに、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大人が見ていない時、お雛様の冠や着物をそっと撫ぜたこを思い出します。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　全部出して飾るのは場所も時間も無いので、お内裏様たちだけにしました。　

三人官女たちは、泣いているかも・・・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　せめて桃の花を飾って、白酒ならぬ、今ブームの麹の甘酒でも頂くことにします。

花材を変えてみたら、雰囲気が変わって。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今回のような小さいラウンドだと、新鮮なチューリップほど一日で伸びてしまうので、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　翌日、チューリップだけ下からクィクィッとやさしく引っ張って高さ調節をします。

今日のケーキは”バナナのタルト　クルミのクロカンのせ”でした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　クロカンとは”カリッとする”という意味。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　シロップをまぶしたクルミをオーブンで焼いたものだそうで、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　タルト生地のサクッ、バナナのしっとり、クルミのカリカリッが　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　       　 なんともいえず美味しくて・・・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　マドさんが、ブログで紹介してくださるのが楽しみです。

今回使ったチョウチョは、昨年の夏、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　イギリス旅行したときに衝動買いした、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　プレイスカードと紙製のマドラーです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　こんなに可愛く使えるなら、もっと　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　沢山買ってくれば良かった　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　と少し後悔です。

年末に植えたパンジーがすくすくと育って花の数がずいぶんと増えてきました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　でも寒さはハンパではありませんね。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　かわいらしいものがお部屋の中にあると、穏やかな気分になれます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ハートのプレートに大人カラーの花でハンドタイド・ブケーです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ケーキは雑穀、ナッツが入ったブラウニー。プチッ、ムニュッ、カリッ、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いろいろな食感が楽しめる美味しさでした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今回多めに作っていただいたので、ハートの型で抜いてみました。

　立春の朝、昨日の朝に比べてずっと暖かく、陽ざしも強く嬉しい始まりでした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そこで、先日のレッスンで作ったベースを使い、立春の日のお飾りをアレンジ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　太陽の光がいっぱいの水仙と手作りのタッセルを結んで、本当の春を待つことにします。　　　　　　　　　　　　

　ちなみに昨晩、隣近所に恥ずかしいので、小さな声で”鬼は外、福は内”と豆まき　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　をし、夜のレッスン前にあわただしかったのですが、恵方巻きも食べました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　さて、方角は？・・・